恋の応援団長(1952年)

恋の応援団長
              ©新東宝

スタッフ・キャスト

製作 : 坂上静翁
監督 : 井上梅次
助監督 : 赤坂長義
脚本 : 井上梅次
撮影 : 横山実
音楽 : 服部正
美術 : 進藤誠吾
録音 : 神谷正和
照明 : 藤林甲
スチール : 橋山愈
 
配役    
ガンさん : 小林桂樹
吉井勇次 : 小笠原弘
山本和子 : 若山セツ子
谷川圭子 : 関千恵子
染 : 長谷川裕見子
萬太郎 : 河村黎吉
さ区 : 清川玉枝
谷川教授 : 汐見洋
友子 : 不忍鏡子
大山一郎 : 片山明彦
山本きよ : 飯田蝶子
木村早苗 : 丹阿弥谷津子
竹田健一 : 高島忠夫
哲学学生 : 伊藤雄之助
ゴンさん : 伊豆肇

製作

新東宝

作品紹介

城南大学の名物男、ヒゲの応援団長ゴンさんは、次期応援団長をガンさんに譲って、ヒゲを剃って卒業していった。ガンさんはそのためヒゲを生やしたのだったが、お洒落をモットーとする銀座の洋品店主の親爺さんから勘当されてしまった。しかし、幸いミス城南の山本和子の家に下宿させてもらい、和子の美しさにひかれたが、和子には既に野球部の吉井君という意中の人があった。谷川教授の一人娘圭子は、スケート部の学生大山君という恋人があるのに、恋愛心理学研究の材料にガンさんを使い、彼にひかれていった。しかし、ガンさんは応援団長の責務はスポーツばかりではないとの趣意の下に、和子、吉井、圭子、大山の各カップルの恋も応援するのであった。さらにガンさんは後輩竹田君の姉で芸者となった染をかばって下宿を提供したことから、女子学生の非難の的となり、大事なヒゲを剃り落とさせられた。しかしヒゲはなくとも城南対城北の決戦に名応援団長ぶりを発揮、名誉を回復した。染は実は先輩ゴンさんの許婚だったのである。ヒゲのなくなったガンさんは、洋品店の家へ帰った。やがて彼自身に恋が訪れる日も近いであろう。

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