井上 梅次(1923年-2010年)
京都市生まれ。
慶應義塾大学で経済を学び、日銀総裁を夢見て銀行員を目指すが、ふとしたきっかけで映画界へ。アクションやサスペンス、メロドラマなど娯楽映画のあらゆるジャンルを手がけ、116本の映画作品を残す。
1947年新東宝入社。自作の脚本で実績を示し、1952年に助監督歴5年の29歳で監督に昇進 (「恋の応援団長」(1952年) )。
日活に移籍後は、当時売り出し中の石原裕次郎主演「嵐を呼ぶ男」(1957年) を大ヒットさせる。石原裕次郎とは「鷲と鷹」(1957年) 「夜の牙」(1958年) 「明日は明日の風が吹く」 (1958年) などでも組み、大スターとしての地位を確立させた。新東宝からキャリアをスタートし、日活、大映、松竹、東映と全ての大手映画会社で活躍し、日本映画の黄金時代を支える。
日本国内だけに留まらず、黎明期のショウ・ブラザースに招聘され、香港でも17本の作品を発表し、香港映画の礎を築く。
劇場用映画のみならず150本以上のテレビドラマを監督し、脚本家、作詞家としても活躍。「娯楽映画とは何か」を徹底的に追及し、飽くなき好奇心で題材に挑み、後進にも強い影響を与えた。
⇒ English
RECOMMENDED MOVIES
井上梅次 監督作品(映画)
恋の応援団長(’52)
サラリーマン喧嘩三代記(’52)
三太頑れっ! (’53)
アチャコ青春手帖(’53)
わが恋のリラの木陰に(’53)
娘十六ジャズ祭(’54)
ジャズ・オンパレード1954年 東京シンデレラ娘(’54)
乾杯!女学生(’54)
結婚記(’54)
ジャズ娘乾杯(’55)
猿飛佐助(’55)
緑はるかに(’55)
三つの顔(’55)
未成年(’55)
裏町のお転婆娘(’56)
死の十字路(’56)
火の鳥(’56)
ニコヨン物語(’56)
月蝕(’56)
お転婆三人姉妹 踊る太陽(’57)
危険な関係(’57)
勝利者(’57)
十七才の抵抗(’57)
鷲と鷹(’57)
嵐を呼ぶ男(’57)
夜の牙(’58)
夫婦百景(’58)
明日は明日の風が吹く(’58)
素晴しき男性(’58)
続夫婦百景(’58)
嵐を呼ぶ友情(’59)
群集の中の太陽(’59)
東京の孤独(’59)
青春蛮歌(’59)
夜霧の決闘(’59)
嵐を呼ぶ楽団(’60)
勝利と敗北(’60)
太陽を抱け(’60)
三人の顔役(’60)
第六の容疑者(’60)
銀座っ子物語(’61)
女は夜化粧する(’61)
東から来た男(’61)
五人の突撃隊(’61)
女房学校(’61)
妻あり子あり友ありて(’61)
女と三悪人(’62)
黒蜥蝪(’62)
閉店時間(’62)
宝石泥棒(’62)
暗黒街最後の日(’62)
やくざの勲章(’62)
第三の影武者(’63)
わたしを深く埋めて(’63)
暗黒街最大の決闘(’63)
真赤な恋の物語(’63)
犯罪作戦NO.1(’63)
踊りたい夜(’63)
犯罪のメロディー(’64)
暗黒街大通り(’64)
黒の切り札 (’64)
悶え(’64)
黒の盗賊(’64)
裏階段(’65)
大勝負(’65)
復讐の牙(’65)
無宿者仁義(’65)
黒い誘惑(’65)
ギャング頂上作戦(’65)
赤い鷹(’65)
炎と掟(’66)
恋と涙の太陽(’66)
フォークで行こう 銀嶺は恋してる(’66)
出獄の盃(’66)
香江花月夜(’67)
雌が雄を喰い殺す かまきり(’67)
諜網嬌娃(’67)
激流(’67)
雌が雄を喰い殺す 三匹のかまきり(’67)
青春鼓王(’67)
花月良宵(’68)
釧路の夜(’68)
諜海花(’68)
恋の季節(’69)
釣金亀(’69)
夜の熱帯魚(’69)
夕陽の恋人(’69)
青春萬歳(’69)
太陽の野郎ども(’69)
美空ひばり・森進一の花と涙と炎(’70)
女校春色(’70)
遺産伍億圓(’70)
喜劇 度胸一番(’70)
青春戀(’70)
花の不死鳥(’70)
女子公寓(’70)
鑚石艶盗(’71)
五枝紅杏(’71)
齊人樂(’71)
我愛金龜婿(’71)
人間標的(’71)
可愛い悪女(’71)
夕陽戀人(’71)
ひばりのすべて(’71)
玉女嬉春(’72)
可愛い悪女 殺しの前にくちづけを(’72)
男じゃないか 闘志満々(’73)
怒れ毒蛇 目撃者を消せ(’74)
夜霧の訪問者 松竹大船(’75)
撃たれる前に撃て! (’76)
TOSHI in TAKARADUKA Love Forever(’83)
嵐を呼ぶ男(’83)
あいつとララバイ(’83)
絶唱母を呼ぶ歌 鳥よ翼をかして(’85)
暗号名黒猫を追え!(’87)
月丘 夢路(1921年-2017年)
広島市生まれ。
県立広島高等女学校から宝塚歌劇団へ入団。娘役トップスターとなる。大映と契約し、本格的な銀幕デビューは「新雪」(1942年) 主題歌がヒットし紅白歌合戦にて歌唱。松竹に移籍し60本以上の映画に出演。
1951年自身が主演する映画の興行の為に渡米。ハワイ、ロスアンジェルスに始まって全米19都市を6か月かけて回る。その後、声楽と舞踊を本格的に学ぶためニューヨークに約1年残りカーネギースクール等に通う。
帰国後、周囲の反対を押し切って映画「ひろしま」(1953年) に出演。原爆の恐ろしさを通して平和を願う意志を発信する。
1955年日活に移籍し、看板女優として36作品に出演。主演映画は100本を超え、テレビドラマや舞台等でも活躍。代表作に「新雪」(1942年) 「晩春」(1949年) 「火の鳥」(1956年) 「ひろしま」(1953年) 「華麗なる一族」(1974年) がある。
2014年、宝塚歌劇の発展に大きく貢献をした「殿堂入り100人」のひとりに選ばれる。
⇒ English
RECOMMENDED MOVIES
月丘夢路 出演作品(映画)
瞼の戦場(’40)
南十字星(’41)
新雪(’42)
華やかなる幻想(’43)
我が家の風(’43)
結婚命令(’43)
出征前十二時間(’43)
モンペさん(’44)
父子桜(’44)
ベンガルの嵐(’44)
小太刀を使ふ女(’44)
海の虎(’45)
撃滅の歌(’45)
最後の帰郷 (’45)
別れも愉し(’45)
明治の兄弟(’46)
殴られたお殿様(’46)
扉を開く女(’46)
街の野獣(’46)
満月城の歌合戦(’46)
地獄の顔(’47)
婦人警察官(’47)
バラ屋敷の惨劇(’47)
非常線(’47)
母の灯(’47)
花ある星座(’47)
それでも私は行く(’47)
愉快な仲間(’47)
かりそめの恋(’48)
Zの戦慄(’48)
野球狂時代(’48)
四人目の淑女(’48)
社長と女店員(’48)
新妻会議(’49)
君待てども(’49)
盤獄江戸へ行く(’49)
佐平次捕物帳 紫頭巾 前篇(’49)
我輩は探偵でアル(’49)
佐平次捕物帳 紫頭巾 後篇(’49)
恋の十三夜(’49)
嘆きの女王(’49)
悲恋模様 前篇東京篇(’49)
悲恋模様 後篇大阪篇(’49)
晩春(’49)
恋愛三羽烏(’49)
今宵別れて(’49)
歌うまぼろし御殿(’49)
妻の部屋(’50)
栄光への道(’50)
乙女の性典(’50)
海のGメン 玄海灘の狼(’50)
素晴らしき求婚(’50)
エノケン・ロッパの弥次喜多ブギウギ道中(’50)
新妻の性典(’50)
懐かしの歌合戦(’50)
新粧五人女(’50)
七つの宝石(’50)
長崎の鐘(’50)
女性三重奏(’50)
花のおもかげ(’50)
東京新撰組(’50)
夜の緋牡丹(’50)
愛染香 (’50)
宝塚夫人(’51)
感情旅行(’51)
天明太郎(’51)
東京のお嬢さん(’51)
うず潮(’52)
若奥様一番勝負(’52)
関白マダム(’53)
闘魂(’53)
朝焼け富士 前篇(’53)
朝焼け富士 後篇(’53)
愛慾の裁き(’53)
愚弟賢兄(’53)
旅路(’53)
君の名は(’53)
鞍馬天狗 青面夜叉(’53)
東京マダムと大阪夫人(’53)
ひろしま(’53)
花の生涯 彦根篇 江戸篇(’53)
君の名は 第二部(’53)
お嬢さん社長(’53)
家族会議 東京篇、大阪篇(’54)
慶安水滸伝(’54)
春の若草 (’54)
伝七捕物帳 人肌千両(’54)
君の名は 第三部(’54)
若旦那武勇伝(’54)
陽は沈まず(’54)
昨日と明日の間(’54)
伝七捕物帳 刺青女難(’54)
二十四の瞳(’54)
君に誓いし(’54)
忠臣蔵 花の巻、雪の巻(’54)
真実の愛情を求めて 何処へ(’54)
伝七捕物帳 黄金弁天(’54)
銀座令嬢(’55)
あした来る人(’55)
木曾の風来坊(’55)
おしゅん捕物帖 謎の尼御殿(’55)
銀座二十四帖 (’55)
自分の穴の中で (’55)
乳房よ永遠なれ(’55)
丹下左膳 乾雲の巻(’56)
第8監房(’56)
丹下左膳 坤龍の巻(’56)
丹下左膳 完結篇(’56)
東京の人 前後篇(’56)
東京バカ踊り(’56)
火の鳥(’56)
感傷夫人(’56)
月蝕(’56)
お転婆三人姉妹 踊る太陽(’57)
孤独の人(’57)
恋と浮気の青春手帖 街燈(’57)
危険な関係(’57)
マダム(’57)
永遠に答えず(’57)
白夜の妖女(’57)
鷲と鷹(’57)
美徳のよろめき(’57)
夜の牙(’58)
永遠に答えず 完結篇(’58)
夫婦百景(’58)
素晴しき男性(’58)
運河 (’58)
続夫婦百景(’58)
不道徳教育講座(’59)
祈るひと(’59)
名づけてサクラ(’59)
東京の孤独(’59)
一本刀土俵入(’60)
晴小袖(’61)
わが恋の旅路(’61)
母と娘(’61)
女房学校(’61)
風来先生(’61)
三味線とオートバイ(’61)
釈迦(’61)
黒い三度笠(’61)
裁かれる越前守(’62)
雲右ヱ門とその妻(’62)
長脇差忠臣蔵(’62)
酔いどれ無双剣(’62)
ちんじゃらじゃら物語(’62)
第三の悪名(’63)
明日の夢があふれてる(’64)
河内遊侠伝(’67)
結婚します(’69)
旅路 おふくろさんより(’71)
告白的女優論(’71)
華麗なる一族(’74)
青年の樹(’77)
瞳の中の訪問者(’77)
女ざかり(’94)