スタッフ・キャスト
監督 : 井上梅次
出演 :
ベティ・ティンペイ
リリー・ホー
チン・ピン
ピーター・チェン
チン・フェン
製作
ショウ・ブラザース
作品紹介
『実録/ブルース・リーの死』でブルースとの関係を自ら赤裸々に演じたベティ・ティンペイが主演の三人娘の一人として歌と踊りを披露し、ティンペイの父親を『燃えよドラゴン』のホー・リーヤンが演じ、三人娘を狙う金持ちの一人を『ドラゴン怒りの鉄拳』や『ドラゴンへの道』での悪人側の通訳を憎たらしく演じたウェイ・ピンアウがここでも狡賢い悪役ぶりを披露するなど、ブルース・リー・ファンも必見の1本。
芸能マネージャーのピーターは人気歌手ウェンインと浮気をしようと1ヶ月の海外ツアーを計画する。彼はカモフラージュのため、ナイトクラブに出演している売れない3人組イェ・フォン、ジャン・ピン、ジーランをそのツアーに同行させる。台北、東京、バンコクをめぐる旅で3人組は大金持ちと知り合い玉の輿に乗ろうと画策していた。一方、ウェンインの夫も同行することになり、ピーターの思惑とは裏腹にツアーは波乱の様相を呈してくる…。
詳細・解説
『香港ノクターン』(1967)で大成功を収めた井上梅次監督のショウ・ブラザースでの6本目の監督作。井上監督のトレードマークともなった三人娘を中心に据えた西洋風ミュージカル・スタイルに、台湾、日本、タイの3カ国での海外ロケによる観光映画的見せ場もふんだんに盛込んだ軽快な娯楽大作。1969年の年間興行成績9位となる大ヒットを記録した。撮影は西本正、助監督を増田彬、美術を黒沢治安、三上陸男が担当している。