代表挨拶
人々の記憶の中に、
感動の思い出をつくりたい。
日本の映画産業が最も勢いがあった昭和30年代前半、映画監督の井上梅次と女優の月丘夢路は沢山の映画に関わりました。
井上梅次は新東宝から日活を経てフリーとなり多様な娯楽映画を作り、その後香港映画も手がけ、生涯の監督作品は116本に及びます。月丘夢路は宝塚歌劇団から映画界に入り、大映、松竹、日活の看板女優となり、出演作品は100本を超え、テレビドラマ、舞台にも多数出演しました。
この財団は自分たちを育て、成長させてくれた日本の映画、演劇界に恩返しをし、その発展の為に役立ちたいという、井上梅次と月丘夢路の強い願いによって設立されました。映画、演劇界に携わる人材の育成、発展と普及の為の事業を行う事を通して、日本の映画演劇界をより活性化し、日本の文化の更なる向上と豊かな国民生活の実現を目指します。
そして、日本の映画・演劇の国際的普及をも視野に入れたものにしたいと考えております。
財団理念
戦後の日本映画・演劇界に大きな足跡を残し
多くの人々の心に残る作品を残した映画監督・井上梅次と女優・月丘夢路。
両名の関係資料を保存、活用するとともに、
優秀な人材の育成等の諸事業を行う事により日本映画・演劇の普及と発展、ひいては更なる日本文化の向上を目指しております。
同時に、映画・演劇を通じ国際的な交流の実現を目指すことにより、広く公益に資することを目的としております。
MOON CINEMA PROJECT
次世代の映画監督を発掘するスカラシッププロジェクト「MOON CINEMA PROJECT」は、短編映画の制作から配給までをサポートし次世代の映画監督を発掘するスカラシッププロジェクトです。
「MOON CINEMA PROJECT」が制作費を助成して制作された、「そうして私たちはプールに金魚を、」(長久允監督)は、世界最大級のインディペンデント映画の祭典であるサンダンス映画祭短編部門グランプリを受賞いたしました。
(第33回サンダンス映画祭 短編部門グランプリを獲得2017.2.22)
財団情報
名称 | 一般財団法人 井上・月丘映画財団 |
所在地 | 〒107-0062 東京都港区南青山一丁目1番1号 青山ツインタワー西館16階 |
設立年月日 | 平成25年12月18日 |
役員 | 代表理事 井上 絵美 評議員 鈴木 郷史 評議員 東郷 眞理子 (林 真理子) 評議員 宇野 隆夫 理 事 佐藤 玖美 理 事 藤島ジュリー景子 監 事 信國 篤慶 監 事 古賀 裕之 |
事業内容 | 1.映画監督井上梅次及び女優月丘夢路の映画・演劇等関係資料の収集、保存、公開、出版及び貸し出しに関する事業 2.日本映画・演劇に携わる優れた人材発掘のための事業 3.日本映画・演劇に携わる者の内外にわたる活動を支援する奨学金給付及び人材育成事業 4.日本の映画・演劇に携わる人材の育成又は日本映画・演劇の普及発展に貢献した業績・作品を顕彰する事業 5.日本映画・演劇の振興に資する展示、講演、上映その他のイベント事業 6.日本映画・演劇の国際的普及に資する事業 7.この法人の目的達成のため拠出された不動産、株式等の管理及び運用に関する事業 8.その他この法人の目的を達成するために必要な事業 |